新年のご挨拶(令和8年)
新年明けましておめでとうございます。旧年中は当院の医療に対し多くのご理解、ご協力、ご鞭撻を頂きました事に対し心より感謝申し上げます。
さて、マスコミでも報じられていますように、現在の病院経営には大きな経済的困難が伴っております。残念ながら当院もその例外ではありません。当院の目指すより良い精神医療を展開するためにはハード、ソフト両面での経済的裏づけが必要です。それが十分とは言い難い状況にあります。
しかし、その状況に甘んじているわけにはいきません。今年度当初(令和7年4月)には当院としての重点取組事項を確認し医療を展開してまいりました。現在その途上にあります。
1.かかりつけ医機能の充実
福祉、介護など他職種との連携に重きをおいて活動いたしました。また、訪問看護の充実を図りました。
2.地域の精神科医療への貢献
難治性、薬剤抵抗性の心の病に対する薬物治療やr-TMS療法の提供も行うことが出来ました。リワーク、就労支援、心理社会的療法も充実したと考えております。災害時の日本DPATへの取り組みの準備も致しました。
3.精神科救急医療体制の強化
常時対応型精神科救急病院として、昼夜問わずに患者さんの受け入れに努力いたしました。身体科病院などの他医療機関、行政からも信頼していただけるよう努めました。一方、通常の新規患者さんへの対応では、受診予約を長時間待っていただく状況が発生しています。反省点ととらえております。
4.こころの病にも対応した地域包括ケアシステムの構築に資する拠点機能
地域連携シンポジウムを4回実施し、多くの院外関係職種の方においでいただき意見交換を行いました。しかし、地域の方々への情報発信に不足があったかとも感じております。病院祭を盛大に催せたことはうれしい限りでした。
以上のように、当院では昨年来、目標に向かい努力してまいりました。まだまだ不十分な事項も多いかと思います。今年はそれを洗い出し、徹底していこうと考えております。
今年も宜しくお願い申し上げます。
社会医療法人二本松会 山形さくら町病院
院長 江口拓也
